リス美とリス男の事情〈2〉 | +。:.゜.:。+女子大生の思惑+。:.゜.:。+

リス美とリス男の事情〈2〉

更新遅くなってごめんなさぁい…

前回の続きでっす☆





逃げたチップを見掛けた妹の友達、ジュリーに

妹が電話をかけた。

…………

妹:
ふぇ~ん

美咲:
!?!?

妹:
捕まえたっ、捕まえたって~~~~(ノД`*)゜+・。

美咲:
おぉぉ~~

妹:
お父さんにチップを取りに行ってもらうっ!




ジュリーにおみやげを買って帰り

そして、一件落着です。

妹の泣きっぷりには感動しました(ノД`)ヽ(゜ω゜=)ヨシヨシィ~

ところで皆さん、同じマンションとはいえ、

ベランダをつたい別塔へと行き、

しかも階段を使ってか9階から7階まで下がるような

マッチョなチップをどうやって捕まえたか気になりませんか??

しかも、家でヒマワリの種を使って誘き寄せようとしても

冷たく無視するチップを………





私達の感覚では奇跡に近いようなこの出来事の真相を

手柄を立てたジュリーに妹がインタビュ→(*´>д_<)

追い掛けるジュリー。

しかし、下へ降りてみるものの

チップの姿はもうそこにはなかった…

ジュリー:
廊下を走っているか、階段を降りたか……

下だ!!!


なんとなくそんな気がして降りてみたら

チップがちょこんと大人しく座っていた。


ジュリー:
ほらほらぁ~チップぅ~♪

おいしいクルミですよ~☆


虫取り網の下にクルミを置いて待ち構える…






ジュリー:
ゲット!!!!!






たまたまこの日の前日にクルミを初めて食べて

その美味しさを知ったチップはついつい引き寄せられたみたい。


ジュリー:
フフンフフン♪♪

チップ:
カリカリカリ………

網の中でずっとクルミを食べ続けていたそうです。


チップ:
ムハムハモグモグ………




そしてジュリーの家に連れて行かれたチップ。

入れられた先は、オスリス、セィくんの籠の地下室♪♪

以前、チップの事を気に入り、追い掛け回していたセィくんにとって

何とも嬉しい、思いがけない訪問…





のはずだが、逆に拷問になった…

地下室と言えども、

セィくんの居るメインの部屋との間に

何ともお邪魔な障害物が………


それは…









蓋。フタ。ふた。




チップの元へと走って行きたくても

蓋に阻まれ、もがくセィ。

んにゃぁ~可哀想。めったに会えないのにね。


なのに、チップときたら、

ジュリーからもらったエサを

何故かひっくり返す。



そして食べる………。


(;-ω-) =3 あちゃぁ~

動物にも性格があるって事を思い知らされる瞬間…




しばらくして、美咲のお父さんがチップを迎えに行った。

運ぶ用の籠にチップを入れて持ち上げたら

胸がキュンキュンなセィくんは、

籠の壁にベッタリひっつき、切なそうにその様子を見上げる…

気の毒…



それに対し、チップは知らん顔。

チップ:
お父さぁ~ん♪♪




アナタ、セィくんに引き寄せられて

逃げてもジュリーの家の前に座ったんじゃないんですか!?




そして、チップが去った後、

必死になって地下室を見ながら、

カリカリと床をかくセィを見かねて

地下室への扉を開放すると、

一目散に降りて行く。

セィ:
いないっ!いないっ!!いない~~!


地下室の床に敷いてある千切れた新聞紙を掻き分ける…

その下は冷たいプラスチックだよ、セィ…

やっと無駄と気付いてから、

乱暴チップの巻き散らしたエサを無我夢中で掻き集め……………



口にいっぱいいっぱい詰め込む…

頬袋に詰め込まれたエサでホッペがパンパンになった頬…

そんな愛くるしい顔で見つめる籠の外………

家の中なのに、今は夏なのに

彼の目には雪が降る(*´∩ω・`)゜+.゜












あと小話を…

お父さんの話です。


あの、いつも厳しいお父さんが、

チップ逃走時、ベランダに餌を巻き散らしたらしいです…

ちなみに、私達が家に帰った時にはもうキレイに片付いていました…

恥ずかしかったのかな………*笑*



そしてチップ帰宅時、籠の出入り口を

洗濯ばさみで留めてました…………

お父さん………おちゃめ…………*笑*


お父さんが少し好きになりました*笑*